平成24年度低山歩きU 
          羽賀場山(△774.5m)〜お天気山
        ・・・一等三角点を持つ手強い山・・・

 
                        お天気山〜羽賀場山へと続く稜線
 低山歩き第2弾。羽賀場山?はじめ何とかしら、まさか「はかば?」なんて思いなが
らスタート。どこにあるのかといいますと、鹿沼市の北西に位置し先月の「かまど倉」
のお隣りの山です。東北自動車道を矢板ICから鹿沼ICまで利用し車2台の縦走コー
スで計画される。平成24年2月16日(土)、昨日の雨やみぞれの影響もなく黒羽を
6時30分、野崎7時に予定通り出発。快晴、ただし北風が非常に強し!
  高速を降りて、山が近づいてくると、山には白いものが多数・・・黒羽より雪が降
ったのかも。平地では雪は見られませんでしたが、霜柱があたり一面にキラキラと光っ
ている。スタート地点の長安寺に車を止め、もう1台は下山口の上大久保にデポ。

 
              長安寺の階段
  早朝の長安寺は、まだ陽が当たらず、寒々しい。山門までの階段はイワヒバに覆われ
どこが踏段かわからないほど見事でした。今日はそこにも雪が付いている。大きな声で
柴犬が「ワンワン」と出迎えてくれました。8時47分長安寺を出発。時折杉の木々の
雪が風で舞い、キラキラと輝き、襟首に忍び込みキリッと背筋が伸びる。
 約30分で第1鉄塔に到着、休憩。見晴らし無し。更に30分くらいで、第2鉄塔到
着。西側に視界が開け、いわき送電線がダイナミックに伸びる。ここで、藤田先生から
アイゼン装着の指示が出る。女性3名は6本爪のアイゼンを装着。安全ベルトやハーネ
スは出発時に装着済み。まだ、杉林の中なので、「本当に必要なのか?」と内心思いな
がら。更に登っていくと雪の量が段々増えていく。間もなくアイゼンの効果が出てく
る。頂上かと坂を登ると更に奥にピークが見える。山って不思議です。

 
          第2鉄塔              アイゼン装着中
 
 冬木立ち 尾根を進みて 羽賀場山   宣代

10時40分、ようやく羽賀場山頂に到着。栃木県には13しかない一等三角点の一つ
です。展望無し。設置した時は360度見晴らしがきいたのでしょうが。しばし写真を
撮ったりして休んでいると後続の中年(?)のカップルが到着。こんな雪の中、私達の
ような中毒者がいるとは・・・更に、P777(スリーセブン)を目指します。


                 羽賀場山山頂 一等三角点の前で
    

 今日一番の急斜面です。岩に雪が付き、下が何かわからないのも不安をかきたてま
す。無理をしないでザイルを取り出し、安全を確保しながら下ります。ザイルを跨いで
バランスを取り、ゆっくり足元を確認しながら降ります。特にアイゼンを付けているの
で、ザイルを傷つけないように。アイゼン無しの男性陣は苦労しながら、全員トラブル
もなく降りてホッとします。束の間、次の岩場が出てきます。

 アイゼンを 頼って登る 羽賀場山   宣代

P777までの間に4か所の大きなアップダウンがありました。手が冷たくなったり、
足も少し気になりだした頃、12時10分、P777の手前のコルで昼食です。5pぐ
らいの積雪なので、風を避け、南斜面の杉の木立の間から陽の差し込むような場所を探
して。各々おにぎりやカップめんを出してお腹を満たします。まだまだ、先が長そうな
のでユックリとはいきませんでしたが、人心地ついた気分です。行動中は感じませんで
したが寒さが気になります。カイロを出して寒さ対策をする人もいました。更に、P7
77を目指し高度を上げます。雪は更に深くなっていきます。アイゼンを付けていて良
かったとしみじみ感じます。午後になって風も強くなってきました。P777到着。こ
こは標高点です。写真を撮りすぐに出発です。岩場と急斜面を降ります。所々には、ト
ラロープが付いていますが、トラロープは劣化が早いので要注意です。ここまでは特に
危ないロープはありませんでした。

 
          P777にて           お天気山(天久山)
 13時48分、本日のもう一つの山、お天気山(天久山)に到着です。さすがお天気
山です。ここにきて陽も差してきて、視界も開けてきました。記念撮影後、展望の利く
北側で、藤田名誉会長による山座同定の始まりです。あいにく男体山は雲の中ですが、
手前の山々は雪を抱きながらも素敵な山様です。鶏鳴山・笹目倉山等カッコイイ稜線が
みられます。これも山に登るもう一つの楽しみです。頂上には、お天気山、天久山、天
強山といろいろな表示がありましたが、個人的には『お天気山』でお願いしたいです。
ロマンが感じられませんか?標高は777mと表示がありますが、国土地理院の公式な
数値ではありません。これもスリーセブンでお願いしたいです。何かラッキーなことが
ありそうな予感がします。14時下山開始。ユックリと下ります。南斜面で雪が少なく
なってきました。二ノ宮の分岐の手前でアイゼンを外しました。寒い風の中でも落ち葉
を踏むと、時々暖かく感じることもあります。もう山は『冬萌』。ツツジの芽も春を待
っています。花の咲く季節に来られるかどうか。アカヤシオが有名だそうです。満開の
頃は見事なんでしょうね。想いを馳せるだけですが。

 さと山の 出口で迷う 山男   トーハタケン

 お天気山 氷の宝石 鏤める      宣 代

15時15分、上大久保の登山口に到着。振り返ると今日のコースの全容が眺められま
した。今日もすごい山でした。雪があると山は変貌すること、途中尾根の分岐点で何か
所かコースを失いそうになり地図読みの重要性をつくづく感じたことなどを教訓として
帰路に着きました。  
                                  伊藤 記


   羽賀場山吟行
長安の寺の石段直登し、墓場両側目禮の、
岩松横目に今は庫裡、電柱二つを又に掛け、
主稜を攀じる我八人
墓場の上は羽賀場山、杉の梢は雪の粉
主稜鋸虎路宇布、恐けも不行に無我夢中
やっと登ったお天気山
全方十字大展望
次は板荷の石尊山、己が決めて
悠々と下山は急落ち葉っ葉尾根
二ノ宮過ぎて一の宮
巻き道探して辿り着く
下山の終りは、やっぱり墓場だ
                 トーハタケン


山行記録
○と き 平成25年2月16日(土)
○ところ 羽賀場山(△774.5m)、お天気山(777m)
○てんき 晴れ、風強し
○あ し 石戸車、伊藤車
○参加者 伊藤(CL)、植竹(SL)、伊藤(報告)、石戸(記録)、大金(会計)
     佐藤(撮影)、海津、藤田
○コースタイム
     黒羽 = 野崎 = 長安寺(登山口)−第1鉄塔−第2鉄塔−
     06:30  07:00    08:16〜08:47  09:15  09:47〜10:00
       羽賀場山 − 昼食地点 −P777 − お天気山 −上大久保登山口
     10:40   12:10〜12:40  12:53  13:48〜14:00  15:15
       =長安寺= 大谷P(清算)= 野崎 = 黒羽
        15:20  16:10〜16:30   17:00   17:30



                                       カシミール3Dにて作成


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