夏山 南会津・三倉山山行

 平成22年8月21日(土)早朝4時出発。空には、星が2つ3つ。早朝から蒸し暑い。酷暑(暦の
上では残暑)の登山と覚悟を決め、男性5名、女性7名が伊藤・植竹車で出発。


                                      道の駅下郷から三倉山を望む

 国道294号から白河に入り、甲子トンネル(2008年開通)を通過。あっという間に「みちの駅 
下郷」に到着。時間が非常に短縮されました。音金登山口で朝食予定が、ここで済ませまし
た。トイレも完備、これからはここを多いに利用すべきだと思います。音金神社を通り過ぎ、少
し先の古い三倉山の登山口から入りました。後での事、今は廃道でした。

 7月18日(日)第13回三倉山開山祭があったそうです。この日は、音金集会所が一般無料開
放され寝泊りも出来たそうです。

 知らずが仏 廃道を登る      きつかった・・・・

 午前6時10分、伊藤CL・植竹SLのリードで音金登山口出発。登りの連続。水分の欲しい時
に、タマアジサイ・ホタルブクロが出てくれて、疲れを忘れさせるように咲いているのです。急登
の連続ですが、他にミヤマホツツジ・フジバカマ・ツリガネニンジン(シャジンの仲間)・アキノキ
リンソウも暑さを忘れさせてくれます。何回か水分補給の小休止をしながら登ると、マイズルソ
ウ・バイカオウレン群生が始まりました。無名峰を越えると道案内があり、何と「右下音金、南
三倉」の標識があるのです。そして、真下に音金の集落が小さく見下ろせるのです。

  
          新しい道標                                        音金集落

「三倉山 季節の移ろい 萩咲きにけり」     蒼空

良い雰囲気のエリアです。唐沢山を目指して、更に登り続けると、アズマシャクナゲが出て、ク
マザサに変わり、アスナロの林。ホシガラスが鳴いています。こちらは、植竹SLの歌が聞こえ
だしました。やっぱり演歌ですねぇ。私も調子に乗って歌う。藤田名誉会長の般若心経が始ま
る。ゴゼンタチバナの赤い実、ツルリンドウの淡紫の花が目に入ります。林相が変わってきま
した。クマザサ(千島笹)・アスナロに混じってヤマグルマ・コメツガが出て、本格的な高山にな
ってきました。ロープ場を過ぎるとやっと唐沢山に到着です。ここで今日初めての登山者に出
会いました。大きく休憩を取り、あちこち眺めの楽しいひと時です。「北の白く延びる白い沢は
「小玉沢」ですが、水が無く涸沢状態です。この沢の頭が唐沢山の初めではないか。」は、名誉
会長の話。頂上付近は、地元の人たちのご努力により、樹木もあまり伐採せず眺望を考えた
らしく、ワザでなく、それなりの眺望が確保され、裏那須の山容はまだ見えませんが、「みちの
駅 下郷」付近から左にアンテナの立つ甲子旭岳、その左に高倉山(下郷富士)と双子の鎌房
山(上岳・下岳)に二股山も見えます。

 「御倉山も 厳夫尾根 山頂慈悲なる別天地」    トーハタケン

 唐沢山山頂にて

 さて、目指す三倉山は? ガク!! ここ(唐沢山)より遥かに高くガスを抱えて悠然と聳えて
いるではありませんか。ヒヤー!あそこまで・・・・

 まだまだ遠い三倉山

 勇躍出発。ハッキリした尾根は、アップダウンを繰り返し、植生は、コメツガ・ダケカンバの高
山典型樹林となり、本格的な登山となります。いきなり急登に変わったら、ハイマツの出現とな
り、9合目一の倉ピークです。オヤマリンドウがパッと現れど肝を抜かれました。

 

 リンドウ                 ゴゼンタリバナ  
「竜胆の 花の向こうに那須拝む 足元に御前橘 ルビー色」            秀雲 

「音金の 竜胆遠し 夏登山 」                    蒼空

 しかし、秋の訪れは確実に進行しています。一旦下り、上り返して到着です。大峠流石山ル
ート三倉山が、音金唐沢ルートと繋がったのです。私に幸せをくれた三倉大明神様に、心の中
で感謝してしまいました。三倉山には、三角点はありませんが、1,888mは独立標高点です。こ
の付近の山塊の最高点なのです。

 
                           三倉山山頂             なぜか照れてる二人です

「三倉山 すっかり秋に なりにけり」        宣代

「三倉山 初めに杉 次は小楢・瓜膚楓
 三番目には千島笹・明日成に黒部混
 四度目石楠花・白山吾妻 石楠花もどきは山車
 五にきて 米栂・大白桧曽
 頂上 這松・峰楓と峰桜」              トーハタケン

 三倉山頂よりの眺望を楽しみました。裏側から見た那須の主稜線にある茶臼・朝日・三本
槍・甲子旭、大白森・小白森から二股山、小野岳・大戸岳、並べていたらきりがありません。

  
       二股山                  甲子旭岳                         茶臼岳

 昼食を談笑しながらゆっくり食べ、伊藤夫人のパイナップルに舌包み。記念撮影後、名誉会
長からザックの重さの指導がありました。「三倉山のような山行では、総重量7Kg以下に抑えま
しょう」と。

 12時35分下山開始。下りは早い。登りでは見られなかったあのオヤマリンドウの濃紺に光を
混ぜた姿が忘れられない。唐沢山で改めて「雪山賛歌6」

 登りとは逆の植生を確認しながら、特にロープ場の下降は慎重に慎重に、注意深く下りま
す。

 音金神社登山口分岐点に到着しました。改めてこの道を下ります。暑い最中の下降は早く水
場に下るのが人情。しかしここは非情。沢の底を下降していても沢底特有の水流ゴロ石が無
く、もくもく落ち葉の堆積上を歩いて歩いての感じでした。やっと水場です。汗ダクダクの山行に
は、命の水。甘露、甘露です。持参の水も尽きる頃で息を吹き返す現象でした。

 この辺からパーティの編成が乱れてきました。目先の見通しが着くようになってきたのも事実
です。見兼ねた名誉会長が植竹SLに先に下りて、車を神社入口に回送させるように頼みまし
た。古い林道に飛び出した感ですが、これからが、また長い感じの下り林道の長いこと。やっ
と、車に到着です。

 「みちの駅 下郷」で清算休憩。ひと時の安らぎで、一路黒羽へ。黒羽18時到着。会長挨拶
の後、無事解散となりました。伊藤さん植竹さんの世話になりました。暑い一日でした。皆さん
お疲れさまでした。ありがとうございました。
                                            佐藤 記    
  音金神社脇の登山口

                        
○山行記録
  • と き 2010年8月21日(土)
  • ところ 南会津三倉山 標高1,888m
  • てんき 早朝:微風晴れ時々曇り、少し暑い
      午前:微風快晴、快適

      午後:微風快晴、汗ばむほど暑い
  • あ し 伊藤車、植竹車
  • 参加費 2,500円
  • 参加者 伊藤、伊藤、植竹、大金、大野、金丸、木村、佐藤、高木、廣田、藤田、    
         屋代   以上12名
  • コースタイム
SK:小休止、L:昼食、P:駐車場              記録:廣田
地図ポイント
工程
到着及び通過時間
出発時間
黒羽P
4:05
下郷 道の駅 朝食
5:05
5:40
@ 音金登山口P
6:00
6:10
第一SK
6:30
6:35
第一急登完
6:38
A 第一ピークSK
7:08
7:20
第三SK
8:00
8:10
第四SK
8:36
8:50
B 無名峰SK
8:58
9:00
第六SK(トラブル)
9:22
9:42
C 唐沢山山頂 SK
10:18
10:30
第八SK
11:05
11:10
第九SK(竜胆写真タイム)
11:25
11:30
D 第十SK (一の倉ピーク)
11:35
11:40
E 三倉山登頂 L
11:52
12:35
C 唐沢山SK
13:22
13:32
第十三SK
14:12
14:20
第十四SK
15:02
15:10
第十五SK
15:55
16:00
湧き水場SK
16:10
16:18
林道
16:20
@ 全員乗車
16:40
16:45
下郷道の駅
17:00
17:30
黒羽P
18:33
総行動時間/徒歩時間
12時間28分/10時間30分



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