日本のマッターホルン 槍ヶ岳登頂

                                          黒羽山の会



 平成22年の夏山合宿は、役員さん達の諸々の準備のお蔭で日本のマッターホルンとも
言われる海抜3,180mの槍ヶ岳登頂を果たした。参加者は男性、女性とも4人ずつの8名
で、70歳代の3人はリピーター、他は初登頂である。梅雨明け10日といわれる安定した
気象条件の期待できる7月24日(金)から27日(火)までの4日間に実施した。雨具を一度
も使用しないすばらしい山行が出来たのでここに記録しておく。


第一日目 7月24日(金) 晴

 ここ梅雨明け後の数日間は気温30度を超える猛暑の連続である。早朝から蒸し暑く、
あちこちに川霧の発生が見られた。5時半過ぎから徐々にマービン前に集まる。荒木
車、伊藤車にそれぞれ4名ずつ乗って定刻の6時に出発した。

 早朝の道路は空いていて快適だ。7時10分佐野SAで休憩。R50を30分ほど走った
後、北関東道の太田桐生ICへ入る。暖気のため霞が濃くて、富士山や上毛三山などの
山脈は見られない。

 下仁田付近からは妙義山の荒々しい姿が見えるようになった。

 8時51分横川ICで休憩。ここでは長野県観光キャンペーンが行われていて、アンケート
に協力した粗品やパンフなどを貰った。暑いのでソフトクリームをおいしそうに食べてい
る人もある。

 30分休憩後出発。10時半過ぎ、梓川SA着。暑い。私もソフトクリームを頂く。(300円
也) 11時半過ぎ、新島島を過ぎてからドライブイン「狸平」で昼食。全員同じメニューの
カツカレーはとてもおいしかった。

  山の癒しの宿「湯の花荘」      
                                            衣食住、山やに勿体なし

 12時半過ぎに沢渡温泉「湯の花荘」に到着。ここは3日目の宿で、よく利用するおなじ
みの所。ここに車を置いてマイクロタクシーに乗る。8人で利用するとかなり格安になる。
バス利用では1人1,200円のところ、7,000円で済むから便利である。タクシーのドライバ
ーはしきりに帰りの予約を取りたくていろいろ話してくれる。中ノ湯から分かれて釜トンネ
ルに入るとここは夜8時に閉鎖になるから最終タクシー乗車は7時40分が限度と教えてく
れた。

 これから梓川を遡って行くが、アズサの話が聞こえてきた。アズサとはミズメ(カバノキ
科)の別名で、他にヨグソミネバリ・アズサカンバなどの別名もある。桜肌の樹皮を爪で
はぐとサロメチールの臭いがするという。左手には焼岳が赤っぽい素肌を見せているの
で三年前の登頂時のことが話題になる。13時半過ぎに上高地バスターミナルに着いた
が、観光の最盛期とあって、バス停に入れないで一列縦隊で駐車待ちしているバスを脇
目に見ての到着である。

 

 14時少し前に歩行開始。大混雑のカッパ橋上で撮影してから樹林の道に入る。鬱蒼と
したオオシラビソなどの針葉樹林なので照らされることもなく、快適に歩を進めることが
できる。1時間で上高地明神に到着する。しばし小休止。道標には上高地3q、徳沢3.4
qとある。15時に出発16時に徳沢園に到着する。
  

 今晩のお宿だ。もっと先まで行きたいところだが、予約が取れなかったとのことであ
る。海抜1,500mと樹林のためでたいして汗もかいていない。雷鳴も少し聞こえたが、雨
には会わないですんだ。予約のお蔭らしく、お部屋は梓1・2号室上・下で4人ずつ。一人
一畳で荷物置き場の棚もついている。さほど混んでいないらしく、風呂も楽々と入れた。
17時半の夕食後は明日の早立ちのため、朝食のおにぎりを貰ってすぐに就寝する。

「氷壁の 思い出残し 徳澤園」   蒼空

 第二日目 7月25日(日) 晴

 3時起床。外へ出てみると星がまたたいていて晴天とわかる。すぐ目の前のテント場の
キャンパーがヘッドライトをつけて歩いている。玄関で靴を履いてから、昼食のアルファ
ー米に水を注いで攪拌する。3時45分、各自準備体操の後ヘッドライトをつけて出発。

  
                    モルゲンロート  徳澤より新村橋に寄った方に梓川の左岸を歩
                       く。木立から解放されてガーン。前穂が日を浴びてる。モルゲンロー
                       ト。一番高いのが前穂高岳△3,090mなのだ。

15分程度で新村橋の分岐点を通過する。横尾到着直前に朝焼けに出会う。前穂高の一
角が朝陽に照らされて見事だ。立ち止まって撮影会開始。横尾までは4.6q程度。上高
地からここまでは約11qのプロムナードだ。撮影タイムを入れて1時間20分で到着する。
3年前に工事中だった横尾山荘は立派に仕上がって大きくなっていた。すぐ目の前にテ
ント場もあり、水場、トイレも完備している。トイレ使用料は100円。

     
    槍穂高登山の交差点横尾山荘     
       来た道は上高地。行く先は槍ヶ岳。左は穂高岳。右は蝶が岳と岳人の行き交う場所です。来年は穂高を
      やる。キメタ。

 山荘前のベンチでお湯を沸かして朝食にする。一番若い荒木さんが水汲みに活躍す
る。早朝の空気はひんやりとしていて、長袖シャツが丁度良い。5時半過ぎ、朝食を済ま
せ、トイレで体調管理している頃、山荘からぞろぞろと大勢のハイカーが出てきて、体操
をしたりして出発していく。行き先は横尾大橋を渡っての涸沢方面がほとんどである。

 5時50分に出発する。何歩も歩かないうち、右手に蝶が岳、常念岳への分岐点があ
る。ここまでに出会った花は純白のセンジュガンピ(千手岩菲)のみ。ここから先は青い
実をつけたエンレイソウ、サンカヨウとツバメオモト、マイヅルソウの実、小さなイチヤク
ソウの花などが目
 初めて見る槍の穂先

 6時半ワサビ沢の先で小休止。更にその先10分後槍見河原で初めて槍ヶ岳の穂先が
現れて、感動のシャッターを切る。7時過ぎ一ノ俣分岐点の橋を渡る。かつてはここから
常念岳へのルートがあったとのことであるが、今は廃道になっている。約10分後、二ノ俣
のしっかりした橋を渡る。沢の音が激しい。これを過ぎると道が急になってくる。トモエシ
オガマ、グンナイフウロ、ベニバナイチヤクソウ、オトギリソウ、ミヤマカラマツ、ゴゼンタ
チバナ、カラマツソウなど花の種類も多くなる。
   
  


 沢沿いの道からやや離れ、急登の道を頑張って7時51分槍沢ロッジに到着する。本来
ならここに宿泊したかった所である。ここまではシラベ類の針葉樹林内のためさほど照ら
されずに済んだ。トイレは有料、水は無料。ヘリポートの脇に望遠鏡が設置されていて、
覗いてみると、槍ヶ岳の全容が丸見え、頂上の人物がはっきりと見て取れる。これから
あそこまで頑張るのだという意欲に駆り立てられる。

 

 槍沢ロッジから先はまもなく、樹林帯が変わりダケカンバ、ナナカマド、イタヤカエデな
どの広葉樹林帯となる。ばば平までの900mを47分かけて登る。ここは旧槍沢小屋跡地
でキャンプ指定地になっていてテントが何張りか張ってある。水場は槍沢小屋へ引いて
いるホースの一部でかけ流しである。

  

    
 ヨツバシオガマ、ヨツバヒヨドリ(咲き始め)、ミヤマカラマツの花を愛でながら更に進む
と大岩に「五郎沢」とペンキで書いてある。9時40分水俣乗越分岐点に出る。指導標には
「大曲り」の表示がある。槍沢が大きく左へ曲がっている。右手の水俣乗越に通じる道は
東鎌尾根のエスケープルートになっている。クルマユリ、ハクサンフウロ、ウサギギク、ミ
ヤマキンバイ、ハクサンイチゲなどのお花畑を通過する。槍沢大曲りは予想以上に長く
険しい。右側の山肌にはお花畑が所々に続く。左の大きなカールには大雪渓がモルーン
を取り囲むように残っている。その雪渓の開口部からはごうごうと音を立てて梓川源流
の清流が流れ出ている。

 

    

 大曲の中間点で、いよいよジグザグの登りになる木陰で昼飯となる。男性達は日向だ
が暑いとは感じない。でも、ザックの上に汗でしめったシャツを広げるとたちまち乾いてし
まう。

 11時10分発。これまで木村CLの先導だったが、ここからは伊藤SLに代わる。ジグザ
グ道になる手前の沢で雪渓のトラバースがあるが、その真ん中に大きな穴が空いてい
て、危険きわまりない。それを避けるため、沢の左岸を直進するがやがて踏み後はなく
なる。しばらく空沢を登り詰めてから左へ藪こぎして本来のルートへ繋ぐ。11時38分。こ
こで一休み。

 
        天狗原分岐              おーいいくぞ。暑い!沢の水が一番
 12時5分、天狗原分岐点着。雪渓の西方向にトラバースの跡が見える。天狗池は更に
その向こうの方向らしい。

 小休止を挟んで、13時過ぎ、最後の水場を過ぎると突然槍ヶ岳の先鋒が姿を現す。感
激の一瞬だ。よくぞここまで登ってきた。

 

実はまだ先は長いのだが、とにかく日本のマッターホルンというのにぴったりである。
  
  「槍ヶ岳 黄花石楠花 天を見る」       恵美子
「槍沢の 雪渓踏みて 花少なし」    景楓

    

 大岩が点在する登山道を縫うように進むと、13時半過ぎ、ヒュッテ大槍への分岐点に
でる。更に7分後、坊主岩小屋(播隆窟)に着く。小休止。かなり疲れが溜まっている。大
小の岩ばかりの隙間に小さなイワツメクサやイワベンケイが咲いている。出発間際に珍
風景出現。麦わら帽子の藤田名誉会長が両手を合わせ、チョビ髭の威厳よろしく、すご
くまじめな表情で、般若心経を唱え出したのである。写真係の荒木さんしっかりと撮った
事でしょう。

 ちょっと印象づけられたワンカットではあった。

  

「槍ヶ岳 ハクサンイチゲ 咲き誇り」     蒼空

 更にジグザグ道を進む。シナノキンバイ、ウサギギク、キバナシャクナゲ、ナナカマドな
どが多い。頭上に目指す肩の小屋が見えているが道はますます急になってくる。最後の
槍の肩に至る急登になり上方に小屋が見えていて、大きく九十九折りに登る。途中1,
500、1,000等と距離が岩に表示されている。休む回数も増える。14時半、小屋着が遅れ
ないように先発隊が出ることになった。3人。中間に2人、ラストに3人。それぞれマイペー
スを守って、一歩一歩踏みしめて黙々と登る。止まっていては進まない。ゆっくりとしっか
りと踏みしめて、根気よく登る。先発が到着したのが15時半頃、私が36分、後続が55分
頃。

   
      休んでばかりの先発隊               やっと到着で〜す。御苦労さまでした


 槍沢カール 見事な曲線を描き、見下す槍沢は、遥かに下でこれからあそこへ帰るかと思うとヤンナルネ。左は 
         ヒュッテ大槍。中央は殺生ヒュッテ。遥かスカイラインは常念岳から蝶が岳。

 肩の小屋では一部屋貸し切りで、部屋名は「常念」1階は女性、2階は男性。1畳に1人
敷き布団は2人で一枚、掛け布団は大きいのが1枚ずつ。好待遇だ。他の部屋の人たち
は廊下に荷物を置いたが、我々は部屋の中だけで十分であった。夕食までの2時間、写
真撮りも霧と寒さですっきりしない。ビールの乾杯、私は遠慮した。熱中症で困った経験
があり、高山病予防でこの日ばかりは飲めなかったのである。

 

 17時40分、夕食。ご飯、みそ汁、酢肉、サラダ、ブロッコリー、ポテト、チーズ他おいしく
頂く。

 夕食後の夕景がよかった。槍の穂先には絶えず霧がまとわりついて撮りにくいが時折
霧が晴れてバックが青空の時がある。さらによかったのは西空の夕焼けで、雲の平方面
が一望出来たことである。鷲羽岳、三俣蓮華岳等沢山の名峰が見られる中でひときわ
高く目立っているのが水晶岳(黒岳)と見当をつけた。夕日が徐々に沈むに連れて状景
が変わる。寒さの他に強風が邪魔をする。三脚のエレベーターを使ったのはぶれてい
る。エレベーターを降ろすのに気付くのが遅れたのが悔やまれる。この夕景見なかった
人は残念だったと思う。知らせに行くゆとりはなかった。

  

「槍ヶ岳 雪けいと岩 踏みしめて」         宣代             


第三日目 7月26日 (月) 晴

 4時45分槍が岳の穂先へ向けて出発する。4時に出発する予定だったが霧が深く、しか
も強風のため様子見で遅らせた。4時頃の小屋の玄関先は多くのパーティーでごった返
していた。ヘッドランプをつけて縦走するのであろうと思われる人々が出かけていった。
何人かは頂上へ向かった模様だが多くはない。

 我々のパーティーも防寒のための雨具を身につけ、何も持たずに出かけた。穂先登り
は4時50分から丁度30分かかった。既に明るくなっていてヘッドランプは不要だが帽子の
押さえには好都合だった。息が苦しい。気圧が低く、酸素が少ないことを我が身が体験
した。早い呼吸をして休み休み登るのだが、脈拍は早く、たぶん120程度、大きく息を吸
い込みながら登る。半分以上になると身体が馴れてきて楽になった。

  
        最後のはしごです                       あれはひょとして富士山?

 頂上は20人程度立てる広さだと記憶していたが、割と狭いことを実感した。我がパーテ
ィー八人と他の3人で満杯の感じだ。


          念願の槍ケ岳頂上     強風の中、朝飯前に登頂できた。ガスが濃く眺望ゼロ。

霧で視界はなく長居する必要もなく、祠の前で各自記念撮影をして下山に入る。上りより
も下りの方が難しい。間隔を十分に取って三点確保を守って、安全に下る。岩ばかりの
穂先だが、その岩の隙間に小さなイワツメクサ、ミヤマキンバイ、イワウメなどが細々と
生育している。6時5分無事に下山完了する。すぐに朝食。食堂で伊藤さんがお湯を購入
して、みんなのアルファー米に注いでくれる。本日の昼食準備だ。

 7時12分、防寒の長袖シャツ着用で下山を開始する。8時1分、殺生ヒュッテ二つめの
分岐点着。ここまでで長そでは既に脱いでいる。8時25分、播隆窟着。この下りは非常に
速い。昨日の登りの苦労が嘘のようだ。肩からのあたりまでのお花畑はハクサンイチゲ
一色である。中にほんのわずか、イワベンケイの咲き始めが混じっている。カールの景
色が見事だ。縞模様の雪渓自体もなだらかなカールをしていて良い眺めだ。

 槍ヶ岳の尖鋒はガスで見え隠れしているが、前方の南側の景色は最高だ。左に常念
岳、正面に八ヶ岳、その右に日本一の富士山、更に右には南アルプスの山脈が北岳を
主峰にして広がっている。

 

こんな景色を見ながら下ると早くも、登ってくる14人のパーティーがあった。全員中高年
の男性である。この山では女性は少ない。8時半過ぎヒュッテ大槍分岐点を過ぎる。雪渓
をトラバースして、モレーンの頭にとりつく。ハイマツの間に、キバナシャクナゲ、ナナカマ
ド、イワツメクサ、イワカガミなどが見られる。



 9時11分、最後の水場に着く手前のモレーン(グリーンベルト)で、伊藤さんが知人と出
会った。と思ったらその隣に私の後輩がいた。この人は酒飲みの悪友、勤めの良友であ
る。我々と同じ地域のパーティーらしい。

 ここから下はジグザグ道とお花畑の連続で、登るときにはあまりメモがとれなかったの
で、しっかりと記録した花々をまとめた。シナノキンバイ、ハクサンイチゲ、モミジカラマ
ツ、イワカガミ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマカラマツ、ベニバナイチゴ(大群落)、コバイケイ
ソウ、シナノキンバイ(大群落)、ナナカマド等。

 ダケカンバやカエデが多くなり10時前に天狗原分岐点通過、10時に雪渓脇で休憩。途
中で蝿が2匹競うかのようにしてミヤマキンバイの密を吸っているのを観察した。

  穴あき雪渓   慎重に・・・

 10時20分、前日は危険なので迂回した穴あき雪渓に着いた。今度は多くの踏み後が
ある雪渓の安全と思われるコースを選んで、慎重に間隔を開けて通過した。いつか、誰
かが、この雪渓の薄くなった時点で落ちなければ良いがと念じつつ、後にした。

 やがてダケカンバ林となり、前日の昼食場所を通過する。10時56分大曲の大きなカー
ブ地点で休憩する。はるか頭上にはヒュッテ西岳が稜線の端に見えている。ハクサンフ
ウロ、トモエシオガマ、ヨツバシオガマ、モミジカラマツ、オニシモツケ、ニガナ、クルマユ
リ(昨日見たものでこの一株しか見つからない)等を見ながら水俣乗越分岐を通過する。
いよいよお花畑もラストシーンになり、ミヤマカラマツ、スイバ、ヤマブキショウマ、スダヤ
クシュと花の種類が変わってきた。川沿いの平坦な樹林を下るとまもなくばば平である。
11時45分から40分間昼食休憩。水源管理人がやってきて水道を止める前に食事準備
完了してタイミングは良かった。

 ばば平から槍沢ヒュッテまでは900m、悪路のため35分かかった。天候は時折薄日の
さす曇りだが日が差すと暑い。下界の暑さが思いやられる。

 槍沢ヒュッテ13時15分発。先導は木村CLに代わる。針葉樹林内の花はゴゼンタチバ
ナ、オトギリソウ程度で数は少ない。

 一ノ俣通過は14時。15時までには横尾に着きたいとの声があったが、少しきつい。槍
見河原を過ぎ、平坦な道になり、15時10分に林道へ出る。遠くで雷鳴が聞こえる。15時
16分から10分間横尾山荘前休憩。林道になると急にピッチが上がり、早足になりメモな
ど取っていられない。花はハクサンオミナエシ程度だ。

 
         下りは速い                      誰もいなかった河童橋
 徳沢園まで丁度1時間。先に着いた人たちは買い物を済ませたらしい。休憩中に診療
所の関係者らしい者達が血圧測定・アンケートなど行なっていた。明神まで約45分、そこ
からバス停まで50分、かなりの速さでマイクロタクシーの待っているタクシー乗り場へ到
着。カッパ橋あたりで雷雨にあったが雨具は使わなくて済んだ。湯ノ花荘へは19時すぎ
に到着。荷物整理の後、まずは入浴、夕食の乾杯は最高。木村会長の協力お礼の挨拶
もうわの空。本日の行動時間は槍の穂往復を含めて12時間半となった。一歩一歩の積
み上げは実に立派なものと改めて感心する。全員無事に登頂できてめでたし、めでた
し。拍手。

「夏山を 下りて慰すは 湯の花荘」    恵美子

第四日目 7月27日(火) 晴

 5時半起床。早起きの習慣で目が覚めてしまう。足のあちこちが痛いが歩き出せば忘
れる。今日も良い天気だ。朝の散歩はバス停まで。朝風呂に浸かった人も。7時の朝食
後、車山へ向けて出発する。諏訪SAで土産の買い物。日本百名山車山といえば歩いて
登ることしか考えられないため、リフトで頂上まで行けることなど全く考えられなかった
が、今回は佐藤さんの案内で、リフト乗車が実現した。「車山展望リフト」は二つのリフト
を乗り継いで頂上まで行けるようになっている。頂上には丸くて大きな天体観測所が出
来ていて以前の自然の景観が失なわれていた。人は多い。冬のスキー客よりもはるか
に上回っていると思われる。下山後、メインレストランで昼食。信州ソバはじつに美味
い。女性達が選んだ掻き揚げの山盛りの高さは槍ヶ岳と良く似合う。

 
      楽ちん楽ちん                          山頂にて

 ここからの帰路はR152経由で東部湯の丸ICへ入り往路を戻る。16時上河内SAで精
算。残金分配。高速料金(1台6,300円) 17時ゴール。往路351q、復路324q。

伊藤・荒木両ドライバーさんには大変お世話になりました。安全運転に心がけてしかも目
的地に確実に早く到着するなど、2台揃っての運転は大変でした。厚くお礼申しあげま
す。なお参加者全員の皆さん共々無事に山行が終了したことを喜びたいと思います。大
変おせわになりました。

                                          (角田 記)


槍は  エガッタ
槍は  キビシカッタ
槍は  オモシロカッタ
槍は  ヤリガイガアッタ

夏山に 楽しさ発見 湯の花荘    トーハタ ケン


○記録
 ・と き 平成22年7月24日〜27日
 ・ところ 長野県松本市「槍ヶ岳」 3,180m
 ・てんき 晴れのち曇り
 ・おあし 40,000円
 ・あ し  伊藤、荒木車
 ・おあじ 7/24 カツカレー(たぬきの宿)
  7/27 そば定食、みそ天丼(車山)
○参加者
    藤田、角田(報告)、伊藤(SL)、荒木(撮影)、木村(CL)、佐藤(会計)、大金、 
    大野(記録)   8名

○コースタイム  槍ヶ岳 7/24〜7/27
POINT TIME 備考 参考
7/24
黒羽マービン 6:00 出発
矢板IC 6:35
佐野SA 7:10〜7:30 休憩
佐野IC 7:35
R50 足利・太田IC 8:05
横川SA 8:50〜9:20 休憩
梓川SA 10:35〜10:50 休憩
松本 10:55 通過
R158 上高地 11:00
昼食 11:30〜12:20 たぬきの宿
湯の花荘到着 12:40
出発 13:15
上高地バスターミナル着 13:40 ジャンボタクシー 1,515m
明神池まで 14:25〜15:00
徳澤園着 16:00
1,562m
夕食 17:30〜19:00
就寝 19:30
7/25
3:00 起床
徳澤園 3:45 出発
梓川べり 4:20〜4:25 休憩
横尾着 5:10
朝食 5:10〜5:50
横尾山荘 5:50 出発
槍見河原 6:30〜6:35 休憩
一の俣 7:05 通過 1,705m
二の俣 7:15 通過
槍沢ロッジ 7:50〜8:05 休憩 1,814m
ばば平 9:00〜9:05 休憩
五郎沢 9:30〜9:35 休憩
槍沢 大曲付近 10:25〜11:05 昼食 2,094m
天狗原分岐 11:55〜12:00 休憩 2,348m
槍見沢 13:13〜13:25 槍ヶ岳撮影
幡隆窟(坊主小屋) 13:45〜13:50 休憩 2,693m
殺生ヒュッテ 14:20〜14:25 休憩
槍ヶ岳山荘着 第1陣 15:25 伊藤、荒木、大野 3,082m
          第2陣 15:36 角田
          第3陣 15:45 藤田
          第4陣 15:55 木村、佐藤、大金
夕食 17:40〜18:20
一部の者撮影タイム 18:20〜19:10
就寝 19:30
7/26
4:00 起床
槍の穂へ 4:50〜6:05 登頂 3,180m
朝食と準備 6:10〜7:10
槍ヶ岳山荘 7:10 出発 3,082m
殺生分岐 7:50 通過
幡隆窟(坊主小屋) 8:25〜8:35 記念撮影 2,693m
下山開始2H付近 9:15〜9:20 休憩
天狗原分岐 9:50 通過 2,348m
槍沢雪渓で雪遊び 10:05〜10:15
雪渓最後地点 10:5511:00 休憩
水俣乗越し 11:15
ばば平 11:45〜12:30 昼食
  槍ヶ岳へ5Km ― ばば平 ― 槍沢ロッジ0.9Km
槍沢ロッジ 13:05〜13:15 休憩
二の俣 13:50 通過
一の俣 14:05 通過
槍沢付近 14:10〜14:15 休憩
横尾 15:15〜15:25 休憩
新村橋 16:10 通過
徳澤園 16:25〜16:40 休憩と買い物
明神 17:30〜17:40 休憩
上高地 18:40 ジャンボタクシー
湯の花荘到着 19:00
夕食 20:00〜21:00
就寝 21:30
7/27
6:00 起床
朝食と出発準備 7:00〜7:50
湯の花荘 7:50 出発
長野自動車道 諏訪湖SA
休憩
車山高原へ
車山 10:15
車山散策と昼食 10:15〜12:15
1,925m
上信越IC〜太田・桐生 13:25〜14:55
R50太田・佐野IC 14:55〜15:25
佐野IC〜上河内SA 15:25〜15:55
上河内SA 15:55〜16:15 清算
上河内〜矢板IC 16:15〜16:20
黒羽マービン着 17:05 解散

○参考コース記録
 7/24 上高地バスターミナル―――徳澤園   歩行時間    2時間10分
  7/25 徳澤園―――槍ヶ岳山荘          歩行時間   10時間30分
                              昼食           40分
                              休憩           60分
                       往路   トータルタイム  14時間20分
 7/26 槍ヶ岳山荘―――槍の穂          歩行時間        60分
     槍ヶ岳山荘―――上高地バスターミナル 歩行時間    9時間30分
                              昼食           45分
                              休憩           75分
                       復路    トータルタイム 12時間30分

  全行程 26時間50分  標高差 1,665m


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