平成22年度 御亭山VTA実施記録

 関東富士見百景の最北端御亭山も新緑に変わり、エゴノキガマズミの花々が満開になって
います。平成22年6月12日(土)、黒羽山の会(木村俊子会長)では、山頂付近の草刈り、歩道
の藪刈り払い、頂上周り樹木の名札(ヤマザクラなど)付けを実施しました。

 今年も「大田原市みどりの倍増プラン推進委員会(青木正義会長)」の補助を受け、那須野ヶ
原の大平原を見下ろしながら、会員一同役割分担の作業に汗を流しました。「私たちのボラン
ティア活動には、この他北滝同盟会(齋藤早苗会長)などの、陰ながらの援助を忘れてはなりま
せん。」とは、木村会長の話。

 山頂北側のヤマツツジ斜面の刈り払った藪は、自然枯死に任せ、樹木の名札は、後日日を
改めて取り付けることにしました。また、大篠平(おおしのだいら)上と八塩沢の頭入口に「御亭
山歩道入口」という案内板を取り付けました。

 山の会では、現在この他に栃岳連のボランティア「那須岳清掃CC(那須:三本槍)」、「日光清
掃登山(白根山)」に参加しております。

「恋しくば 訪ねきてみよ 小手谷の山へ

           綾織り池は桃源郷 大篠平では 駄目け」    藤畑 謙

  きれいになった山頂付近

○記録
  ・と き  平成22年6月12日(土)
  ・ところ  大田原市 御亭山 519m
  ・てんき  曇り後晴れ
  ・おあし  木村車、各軽トラ(大柿、平山、和知、伊藤)
  ・おあじ  管理棟で各自持ち寄り
  • Aコース(愛宕山登山コース)
 今日は、数台の軽トラックが、木村駐車場に集合。刈り払い機等の装備を積み、朝7時に出
発。愛宕山からの登山コース、大篠平からのハイキングコース、御亭山山頂付近の整備の3コ
ースに分かれての活動になる。

 私たちは、Aコースで、鎌・鋸・道標を持ち、JA駐車場で車を降り、御亭山入口標識から入
る。しばらく、土手草道を辿ると、いきなり終わりの見えない階段が迎えていた。365占いの石
段だそうだ。名誉会長曰く、

 「日ごろ心に邪気を持つものは、満杯365段に合わず。
   少なきは心の修行足らず、多きは心の隅にどん欲渦巻き禊(みぞぎ)を受けて出直すべし」 

と宣う(のたまう)。常に邪気を持っている私は、300くらいしか無いように思う。

   愛宕神社の階段 
                              
山頂は、愛宕神社となり、社屋はやや左百m程で鳥居の奥だ。一度下り昇り直し、平坦地に
出ると、作業道が錯綜し非常に分かりづらい。ひとつの林道いっぱいに、思いもかけず、コアジ
サイの群落に遭遇。三叉路(さんさろ)のアオキにテープあり。飯綱山の古い標識を発見。苔む
した石段がでてきた。飯綱神社のものだ。

 やはり、予想しなかった試練に遭遇することになった。太い赤松の倒木が2本、神社境内に
倒れ行く手を遮っている。名誉会長の見るからに切れ味のよさそうな鋸で切るはめになってし
まった。深澤さんの「がんばって」の一声にほだされ、シコシコきり始めたが、頑強な枯木はし
ぶとい。3人がかりでやっとしとめた。ここをやや下りて、右側へ愛宕神社の表示板があったの
で、六根清浄を唱えてきた。

 スギ林を見上げると、日差しが強くなって暑そうである。しかし、登山道は涼しい木陰で、暫く
はダラダラな傾斜道である。急な尾根を登りきると、岡沢ボッチである。表示板の取付け。暫く
急な下りで黒羽高校分岐。しかし、ここには真新しい矢印表示板がある。カッコウの鳴き声を
聞きながら登山道をひたすら歩く。ここで一句、

「愛宕山 光るピンクの 道しるべ」    哲男

  八塩沢の頭   ポイント表示板の付替え

 八塩沢の頭、表示板の取付け。車の通る音が聞こえる。この辺りにくると、先発別働隊が藪
刈りを済ませており、楽になる。暫く行くと舗装道路に飛び出す。アンテナの御亭山西峰(希望
が峰)が目の前だ。黒羽山の会の表示板「御亭山登山口」に誘われるように藪道に入る。V字
状に急降下、急直登を強いられ、聞きなれた声の木村CLに出くわす。佐藤さんにも出くわし
て、更に急な斜面を駆け上がるとそこは希望が峰。御亭山の一角なのだ。

 大変なことに気づいた。「あと1km」の表示板が手元に残っている。韋駄天の神に祈る心境で
八塩沢の頭まで戻り、取付け完了。四阿に戻るが、誰もいない。御亭山頂上付近は、綺麗に
刈り取られ、機械や道具が置いてあるのみ。全員下の売店・休憩所に休んでいた。楽しそうな
昼食コンパである。

※私の特記事項

 @登山道で出会った花たち
  ・ウグイスカブラ=小さな赤い実たぶら下がり口に入れると甘い。
  ・モミジイチゴ =黄イチゴともいい、黄色で甘酸っぱい。
  ・サイハイラン =武将が命令する時に振るう房に似て、赤紫の花穂が綺麗。名誉会長曰く
             「こんな立派なラン見たことない。」
  ・コアジサイ  =ヤマアジサイは四方に額花がある。コアジサイは花が小さく額花はほとん
             ど目立たぬという。
 Aサンコウチョウの鳴き声を聞く=ヒー ツキホシ・ホイホイ

 ☆参加者     藤田、深澤(撮影)、廣田(起録・報告)

 ☆コースタイム  

  木村駐車場==JA黒羽登山口==愛宕神社==飯綱神社倒木==5km岐==
  7:00     7:30        8:00     8:10       8:23   

     岡沢ボッチ==黒羽高校分岐==3km表示==2km表示==八塩の頭==
       8:30     8:50       9:30      9:50     10:15

     舗装道路==希望が峰登山路入口==忘れ表示板取付け==御亭山休憩場
      10:33    10:45         11:00        11:15


  • Bコース(御亭山山頂)
   去る6月12日(土)、入梅前の天候に恵まれた日、恒例の御亭山VTAを行った。総勢15名
  が3コースに分かれての作業となる。

   今年は、通常の草刈に加えて、道標の設置と樹木の名札付けがプラスされた。私たちの
  Bコースは、先日の下見もあって取っ掛かりから作業分担ができた。

   希望が峰の登山道脇とその周辺一帯のワレモコウ・ヤマアジサイ・ヤブレガサ・アザミ・マ
  ツムシソウ・ヤマユリ等の花の周囲を注意深く鎌で刈り込んだ。今年は、暑くならないうちに
  と、7時過ぎから作業を行ったので、昼食を11時と早めに済ませる。午後は、広場の方に回
  りさらに刈り込む。

   去年の丁寧な作業が効を制し、作業がしやすい箇所が多々あった。全体の反省として、 
  作業の役割分担の事前打ち合わせが必要かと思われました。皆様お疲れ様でした。

    「草刈りの 跡のすがしさ 御亭山」         ミエ

  

 ☆参加者
  • 和知、木村(撮影)、大柿、平山、伊藤(秀)、伊藤(文)、大野(記録・報告)、吉野

  • Cコース(大篠平よりハイキングコース)
   梅雨入り前の6月12日(土)、晴れ、作業をするには暑くなりそうな天気になった。黒羽マ 
  ービンを出発し、JA黒羽から愛宕山コースの3名に別れを告げ、葉が白くなったマタタビを 
  見ながら、私たちは大篠平に向かう。車道を進むと右側に登山路入口であるが、藪が濃 
  く、和知さんの刈り払い機の力を借りる。登山路入口付近を過ぎると、しばらくは林の中の
  快適な路が続き、ヤマアジサイの小さな花が見られた。突然舗装路となり、急な下り坂。道
  に飛び出している草木を皆で狩り払う。一度車道に出て、再度登山路に入る。佐藤さんが 
  「この辺りに観音様が・・・」と振り返ると、登山路から少し入った所に観音様が見えた。


                                           わたしたちゴミも拾います
   八塩沢の頭では、ゴミが大量に捨ててある。毎年のことではあるが、ここにゴミを捨ててい
  く人は、何も感じないのだろうか?と不思議である。休憩を兼ねて、しばし、愛宕山からの3
  人を待つが、来ないので出発。草木を刈り払いながら再び車道にでる。しばらく車道を登っ
  ていき、頼高さんの「ここに入口があるよ。」の声で再び登山路へ。佐藤さん、大金さんが 
  「確かこの辺に、ハナイカダがあったはず。」としばらく登ると、発見。なるほど筏のように葉
  の上に実のようなものがのっている。周辺にはフタリシズカも咲いていた。更に登っていくと
  希望が峰へ到着。希望が峰付近は藪が濃いためか刈り払いを実施。皆と合流となりまし 
  た。

   昼食後、再び山頂付近の刈り払い、木への名札付け、登山路2箇所への杭打ちを実施。
  華園でコーヒー・アイスをご馳走になり解散となりました。お疲れ様でした。
   
  
  

  • 参加者      佐藤、頼高(る)、荒木(記録・報告)、大金(撮影)
  • コースタイム
         マービン発==御亭山大篠平==登山道入口==旧道と新道の交差点==
           7:15     7:25〜7:35      7:40          8:35〜8:40    
         八塩沢の頭==御亭山入口==希望が峰==御亭山山頂
         8:55〜9:15    9:50      10:40〜10:45    11:00 (以下A班B班と同じ)

  「登山道 草刈終えて アザミ咲く」          宣代

          
                                        御亭山の花筏
  「花筏(ハナイカダ) 乗って夢見る VTA」      藤畑 謙


  御亭山のルート整備は何時からか、かなり前に、綾織りの池ルート、御亭山の大火、御亭
山観音建立開眼、中山間地開発事業、広域林道いろいろな事はあったが、連綿として、続き
今にいたっている。自然保護、市民余暇利用、両面からの開発整備は、あるときは矛盾を伴
い、或る時は正当化気運に流され、思い悩むことがある。

  
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